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株式会社田野井製作所様

会社名

株式会社 田野井製作所

所在地

埼玉県白岡市岡泉

設立

1923年(大正12年)11月

事業内容

ねじ切り工具 タップ・ダイス専門メーカー製造・販売

従業員

161人

創業90年以上、ねじ加工に特化した、タップとダイスの専門メーカー

埼玉県白岡市でタップ・ダイスの製造を営む株式会社田野井製作所様(以下田野井製作所)。ネジ加工工具の専業メーカーとして、ネジへの想い・こだわりは非常に強いものがあります。その表れの1つが、田野井製作所の特徴の1つである「ドクターセールス」です。ネジの検査を人間の診察・治療に例えた徹底した対応によって多くのお客様からの支持を得てきました。

100名を超えるプロ集団を率いる田野井優美社長は、創業90周年の節目の2013年に社長に就任。

先進的なモノ作りを行い続けた結果、「日本のモノ作り中小企業300社」として経済産業省より認定、「中小企業優秀・新技術・新製品賞」奨励賞受賞等、その姿勢と行動は対外的にも高く評価されています。

さらには「良い職場作りが良い人材作りに繋がる」と社内環境の改善や、人材育成にも力を入れていらっしゃいます。業界で女性の社長は極めて珍しく、既に注目されていた中でのこれまでの行動は新しい業界作りにも大きな影響を与えていると言えるでしょう。

一見順風満帆に思えますが、社長就任から現在に至るまで、業界・会社…常に悩みは尽きないと言います。それは一体どのような悩みなのか、そしてフォーバルとの出会いとコンサルティングを通じた成果について直接伺いました。

迫りくるIoTの脅威にどう立ち向かうべきかを考える日々

フォーバル コンサルタント江崎 浩生(以下江崎): 本日はお忙しいなかありがとうございます。まずは御社の業界が抱える課題について教えていただけますでしょうか?

田野井製作所 田野井 優美社長(以下田野井社長):業界の課題については「IoT」ですね。現在ヨーロッパを中心にしてCAD/CAMとの連結で全ての機械が動くようになっていますし、さらに工具の情報もシステムに組み込ませ、自動で最適な工具を登録させようという動きも出てきています。

これらによって、ヨーロッパで常に主流の工具メーカーが推奨されてしまう可能性があり、日本の中小企業の工具メーカーが、どのようにして入り込んでいけば良いのか…IoTの発展は懸念です。

江崎:確かに、今までと違い今後はIoT×AIが人々との関わりを深めてきます。多くの場合、人々はAIの判断を信用してしまう可能性が高い。判断の選択肢に日本の工具メーカーがなければ非常に苦しい状況になりますね。

田野井社長:田野井製作所 田野井 優美社長(以下田野井社長)ええ、ですから業界全体でも、これらに対してどのように取り組むべきかを常に検討はしているのですが、なかなか答えが出ていない状況です。

株式会社田野井製作所 代表取締役社長
田野井 優美様

江崎:そうなりますと御社の課題もIoT×AIへの対応ということになりますでしょうか?

田野井社長:田野井社長ええ、必然的にそうなると思います。

あとは「人」です。少子高齢化が進んでいく中で、どのようにしてIoT×AIに長けた人を採用・育成していくか。そして技術の伝承・継承ですね。現在弊社は平均年齢が30代前半まで若返ってきているのですが、ベテランが持つ技術をいかにしてうまく引継がせていくかも考えなくてはなりません。この辺りも課題の1つになると思います。

経営者の在り方への自問自答の繰り返しがフォーバルとの出会い

江崎:田野井社長は2016年6月に開催した日経BP社との共催セミナー「成功している経営者に共通している習慣とは?」にご参加いただいた事がフォーバルとの出会いのきっかけとなりました。なぜセミナーに参加されようと思われたのでしょうか?

田野井社長:セミナーのタイトルと内容が、自分のアンテナにビビビッときたからだと思います(笑)
私は2013年11月に社長に就任したのですが、経営者としてやらなくてはならない選択がたくさんありまして…常にそれが正しい選択なのかどうかを悩んでいました。

そして、自分の考えが本当に皆を幸せに導けているような方向になっているのか?自問自答していたのですが、答えが出ず、自らの足で答えを探そうと決めたのです。

江崎:そうだったのですね。ありがとうございます。実はその時のセミナーは川地と私が企画運営に関わっておりました。興味を持っていただけた事は嬉しいですね。実際に参加をされていかがでしたでしょうか?

株式会社フォーバル コンサルタント
江崎 浩生

田野井社長:セミナーの内容は一言で良かったです。だからもっと詳しく話を聞いてもらおうと思い、アンケートに個別相談の打診を記載いたしました。その後、色々と話しを伺う中で、「営業面の強化」について助言をいただきましたが、私自身も今後の当社に必要だと感じましたね。

当社のサービスに「ドクターセールス」がありますが、今後強化していくうえでも、営業の体制作りや強化が非常に重要かつ、今すぐ手を付けなければいけない課題だという認識を何となくですが持っていたからです。

江崎:当時の田野井社長のアンケートを拝見した際に、複数の経営課題にチェックが入っており、色々な事に悩まれているなという印象を受けました。だからこそ時間をかけて話し合いを重ねて、田野井製作所として取り組むべき課題と、フォーバルとして支援出きる事は何かを考え抜いた結果、「営業面の強化」に辿り着いたのです。

あれもこれも話してしまうと余計に迷わせてしまいますので。一極集中でお伝えいたしました。

田野井社長:確かにあれもこれもでは逆に困っていたかもしれません。ピンポイント、かつ自らの経験を踏まえた営業面の強化のコンサルティングを通じてより良い体制作りのお手伝いが可能というお話を聞いて、是非力になっていただきたいと思いましたね。

潜在的な課題に切り込んだ提案が良かったと
田野井社長は振り返る

コンサルティングのイメージを良い意味で裏切ってくれた

江崎:支援開始から早いもので1年が経ちました。振返ってみていかがでしょうか?

田野井社長:これまで他の分野でコンサルティングを依頼した事がありましたので、私の中でのコンサルティングのイメージが確立されていました。

それは、「こういう時は、こういうケースだったらこうしてください」という話はあっても実際に行動するのは自分達だけ。行動しなかったから結果が出なかったという結末になってしまう的な。

営業のコンサルティングは初めてでしたが、今回も同じようなイメージを持っていたわけで。しかし、川地さんと江崎さん(フォーバル)は実際に当社の営業と同行をし、お客様の現場に足を運んでくれて、お客様が当社の事をどのように捉えているかを見てくれました。これは嬉しかったですし、いい意味で予想外でしたね。コンサルティングのイメージが変わりました。

江崎:ありがとうございます。私たちは汎用的な資料をもとに机上の空論を語るだけのコンサルティングはいたしません。実際に現場を見て、そこで感じた事を踏まえてどうすれば良いかを考えるようにしております。当たり前な事ではあるのですが大切な事ですのでそこを評価いただけた事は嬉しいですね。

田野井社長:当社の取引先へのアプローチ施策も具体的かつ丁寧でした。ただ単に椅子に座ってありきたりな指示を出すのではなく、一緒に同行してくれて現場を見てくれた泥臭さがあったからこそ、多くの営業メンバーも腹落ちして動いてくれたと思います。それは当社の売上・利益にもしっかり反映されました。

田野井社長も現場・現物視点を大切にされる方
自らも作業服を着て現場へ出向く

1つの取り組みによって確実に数字にも反映されている

フォーバル プロジェクトマネージャー 川地 英之(以下、川地):今お話しに出ました、コンサル支援前と支援後で田野井社長が感じられる定量的な成果についても教えていただけますか?

田野井社長:全社的には売上高が前年対比で110%になりましたが、その要因の1つにはフォーバルさんの営業支援によるものがあると感じています。ある取引先に対しての具体的な施策をやり抜いた事で、高リピートに繋がり数字に反映されておりますし。

しかもリピート受注は効果的かつ効率的です。これに限ったわけではないですが、経常利益に至っては2.5倍前後までになりました。

川地:支援開始時は、スケジュールに対しての結果は見るのですが、一方で数字をどのようにして作るかという考え方や取り組み方とか企画面含めて足りなかった印象です。

そのため、まずは私たちが見本となって具体的に明示し、そして1つの活動、これまでのやり方を少し変えるだけでも成果は変わる事(成功体験)を実感して欲しかったという思いがありました。

株式会社フォーバル コンサルタント
プロジェクトマネージャー
川地 英之

田野井社長:これまでのやり方においても、営業をコンビにして競わせたりもしましたよね。あのような思考もこれまでありませんでした。あれもモチベーションの向上にも繋がったわけで、良かったなと思います。

今と変わらぬ現場・現物視点での支援を大切にして欲しい

江崎:今後のフォーバルに期待することはございますか?

田野井社長:繰り返しになりますが、引き続き現場・現物視点に立っていただいたご支援は本当にありがたい事ですので、今後も是非お願いしたいですね。

また、当社の現状を踏まえて、私たちだけで気付けない部分を提案していただきたいです。

川地:承知しました。田野井製作所の95周年、さらには100周年に向けて、私たち自身もさらにパワーアップして支援させていただきます。

田野井社長:こちらこそ宜しくお願いいたします。

田野井製作所

本社前にて

編集後記

事前に田野井製作所の事をインターネットで調べた際に、田野井社長に関する記事が多数ヒットし、記事を見れば見るほど凄い方だと感じましたが、実際にお会いして、その想いがさらに高まりました。

なぜなら、非常に広い視野で色々な事を考えられていたからです。モノ作りはもちろんですが、それだけではなく、職場環境作り・ヒト作りへのこだわりも非常に強い。さらにはグローバルな視点で業界についても考えられていらっしゃる。なかなか出来る事ではありません。

私もモノ作りの世界にいた事があり、モノ作りへのこだわりが強い方ほど、視野が狭くなりがちな印象を持っていましたが、田野井社長は良い意味で裏切ってくれましたね。

現在、営業支援に並行して、理念・ビジョンについても支援を行っておりますが、今後も良い意味で裏切るような支援を続けられたらと思います。

(2018年4月取材時)

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