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リタワークス株式会社様

若きIT人財、そして業界の未来を創る。在り方経営・利他の心を追求し続けながら

会社名

リタワークス株式会社
(旧商号:メディアスイート株式会社 2015年7月改称)

所在地

大阪府大阪市中央区南船場

設立

2008年(平成20年)5月

事業内容

■Webider事業
・成功するWEB制作・運用サービス「Webider」の提供
■CMS事業
・WEBサイト管理システム「Delight CMS」の提供
・独自CMSの開発、OEM供給
■CONGRANT事業 非営利団体向け
・小額でも可能なセルフクラウドファンディング
・支援者関係(情報資産)をクラウドで管理
■WEB事業
・WEB制作、システム開発
・WEB企画、コンサルティング
・iOS/Androidアプリ開発
・検索エンジン対策

従業員

16名

利他の心でITに新しい未来を生み出す

大阪を拠点に、WEBの企画制作・CMS開発等を行っているリタワークス株式会社様(以下、リタワークス)。

昨今、WEB業界はグローバル化と技術革新により、従来の制作だけでは生き残りが難しくなってきています。

そのような状況の中、「利他の心」の実践を理念とした独自の取組が複数のメディアでも取り上げられる等の注目を浴び、確実に成果にもつながってきています。

社名を改名するほど「利他の心」への想いが強い佐藤正隆社長。その大きなきっかけに大久保秀夫塾の存在があったとのこと。いったい何を学び、そして行動に移されたのか?直接お話を伺いました。

理想と現実の相違…今も忘れられない一瞬の欲がもたらした大きな損失

フォーバル 西野 幸典(以下西野):まずは創業前・創業された頃の話をお聞かせいただけますか?

リタワークス 佐藤 正隆社長(以下佐藤社長):創業前はWEB制作会社で営業をしながらディレクションをしていました。両方を担うのは大変ではないかと言われましたが、私自身営業が好きでしたし、さほど苦労はなかったです。

2008年5月に独立したのですが、最初の1年は自分が一人で営業してディレクションするというスタンスは変わらず。売上も伸びているという状態ではなかったですね。そんな中でも、毎年1名ずつ制作メンバーが入ってきて、4期目には5名ほどの組織になっていました。

何となくですが、自分の中で起業したら3年で売上2~3億は稼がなくてはいけないというイメージを持っていたのですが、そんなに甘くはなかったです。

創業して5年くらい経ったころでしたか、社員も売上も増えない…なかなか成長できず、経営の在り方、事業者としての在り方とか、事業のビジネスモデル等が全然勉強できていないなと日々悩んでいました。

ある日、別の経営者から話を持ち掛けられて一緒に法人を立ち上げることになったのですが、それは今の事業とは全く異なるもので…しかも大赤字となってしまいわずか1年で倒産です。その経営者もどこかへ逃げてしまって残されたのは多額の借金だけ。

後で知ったのですが、その経営者も別の事業がうまくいっていなくて、起死回生のためにという思いで自分に声掛けしてきたそうです。一方で自分も悩んでいた時でしたので、一言で「欲」が出てしまったのですよね。売上に目がくらんだことがいけなかったのだと、借金の返済をしながら後悔と反省の日々でした。

西野:そんな出来事があったのですか。まさに最初にして最大の試練でしたね。
ただ、後悔と反省をしながらも逃げなかったことは良かったのではないでしょうか?

佐藤社長:そうですね、キツイ時期でしたが逃げてなるものかという気持ちはありました。

リタワークス株式会社 代表取締役
佐藤 正隆様

窮地を救った大久保秀夫塾との偶然の出会い…そして入塾

佐藤社長:どん底の状態の中、偶然出会ったのが大久保秀夫塾です。

「絶対に逃げないぞ」という気持ちがありましたし、また、先ほどお伝えしたとおり私は経営者でありながら、経営のことを一度も学ぶ機会がなかったので、ちゃんと学ばなくてはならないと感じていました。

実際、初めて大久保秀夫塾に参加したときの大久保塾長の話を聞いて、「これだ!」という気持ちになりましたね。

西野:思いを行動に移されたことが大きかったですね。実際大久保秀夫塾で学ばれて最も佐藤社長が印象に残っていることは何だったでしょうか?

佐藤社長:いろいろありますが、経営者が理念・ビジョンをしっかり作っていき、磨き高めていく教えですね。
理念・ビジョンは経営者の夢や想いを詰め込まれたもの。それに基づき、10年後・30年後・100年後にどんな姿で在りたいかを描いていき、そこからの逆算で3ヵ年計画を作っていく。

それまでの私には存在しない考え方でした。どうしても現状から未来を描いていてしまっていましたので今でも非常に印象に残っています。

西野:自分がこれまで正しいと思っていた考えと真逆のことを言われたから、さらに印象に残るのでしょうね。しかも印象に残っていらっしゃることはどれも大切なこと、だから正しい方向性に向かっていったのだと思います。

株式会社フォーバル コンサルティングディビジョン
ディビジョンヘッド 西野 幸典

お金よりも大切なことがあることに気付き…自分に欠けていたことも明確に

佐藤社長:創業4年位は、しっかり給料さえ渡していれば良し。それで社員も幸せで良い会社になるのだと思っていたのですが、大久保秀夫塾での学びを通じて本当に良い会社を創るためにはお金だけではダメなのだと感じました。

大切なのは経営者がどのような考えを持っているのか、しっかりとした軸を持つこと。
そして、勇気を出して素直に正直に作った理念・ビジョンを社員に話すこと。
言っていることと実際にやっていることが理念・ビジョンに対して一致しているか。

常にその視点を持って考えているようになりました。

西野:仰るとおりですし、まさに在り方経営の基本ですね。

佐藤社長:在り方経営…そうですね。こうして振り返りますと、4~5期目の頃の私は本当にやり方のことしか考えていなかったと思います。売上のことしか考えていませんでしたし、社会貢献活動もしておりましたが、心の底からとは言い切れませんでした。
私の中で在り方が欠けていたことに気付かされましたし、ここをしっかりしていかなくてはならないと強く思いました。

西野:在り方経営の大切さへの気付きが佐藤社長にとって大きな1つの分岐点となったのですね。

在り方経営の気付きが大きかったと
佐藤社長は語る

全ての取組は「利他の心」に通ず

西野:在り方経営の大切さに気付いた後、さまざまな取組をされてきたかと思いますが、成功談・失敗談等がありましたら教えていただけますか。

佐藤社長:大久保塾長も成功の裏では数多くの失敗があると仰っておりましたが、不思議なことに卒業後の約4年間は失敗が全くと言っていいほどありません。本当にやってきて良かったと呼べることしかないのです。

特に良かったこととしましては、大久保秀夫塾にいるときから、理念・ビジョンについて毎月1回以上は必ず一緒に社員と考えていたのですが、回を重ねていくにあたり、社員1人1人の気持ちの変化していったこと。会社のことを自然と自分ごととして捉えてくれるようになる等、明らかな意識の醸成が感じられました。

西野:全く失敗がないというのは驚きです。理念・ビジョンに対して正しいことだけを行い続けた結果なのではないでしょうか。
そして、大久保も言っていましたが現場を主役にして巻き込ませたことも大きかったのだと思います。

佐藤社長の価値観の変化が良い意味で好循環を生み出したのですね。

佐藤社長:はい、あとは社名を変更したことも良かったと思います。元々はメディアスイートと言う社名でしたが、2年前にリタワークスへ変更しました。

企業理念「利他の心とITで幸せに」にもつづられており、弊社が最も大切にしている「利他の心」。心の在り方・皆が協力し合っていく・ステークホルダーの幸せ…等、私自身の想いが集約された不変のキーワードです。

一方で弊社は5年前から新卒採用を始めたのですが、私自身が理念・ビジョンに基づいた会社説明をする際に、メディアスイートという社名がどことなく引っ掛かっていました。

そこで「利他」を社名に加えれば、より自然に伝えることができると思い、リタワークスへの社名変更を決断しました。

特に最近の学生はインターネット上で会社の判断をしますので、見る側の目に留まるための工夫が必要です。利他の心を持つ人が働き、利他の心が込められたサービスを提供する集団=リタワークスに込めました。

利他の心への強き想いが社名にも刻まれる

利他の心を追求=人と人の繋がりを大切にすること

西野:創業して最初の5年と大久保秀夫塾での学びを受けた後の5年、売上高等の定量的変化はありましたか?

佐藤社長:はい、ありましたね。 大久保塾入塾前の時は社員5名で売上高が5,000万前後でしたが 前期は社員11名で売上高が1億5,000万でした。 社員は約2倍、売上高は約3倍増ということになりますね。

西野:素晴らしいですね。そして社員1人当たりの売上高にも良い傾向になりますから、効率的に生産ができていることが伺えます。採用や育成等で何か工夫をされているのでしょうか?

佐藤社長:先ほどもお伝えしましたが毎年の新卒採用ですね。WEB業界は中途採用が多く、以前は弊社も中途採用を行っていましたが、5年前からは新卒採用を強化しています。

西野:少数精鋭でやられている御社からしますと、新卒採用へ舵を切ったのは1つの挑戦であったかと思うのですが、強化しようと思われたきっかけはなんだったのでしょうか?

佐藤社長:大久保秀夫塾の時に塾長があるヒントを下さって、私の中で「努力不足」だと思ったのです。

正直な話、新卒採用は難しいと思っていましたが、とにかく動こうって思い、塾の翌日には複数のコンピュータ系の専門学校へ足を運びました。

新卒採用を諦めない
努力不足を補うには動く以外なかった

西野:すごい行動力ですね(驚)反応はいかがでしたか?

佐藤社長:はい、今や弊社になくてはならない存在として働いてくれております。

また学校側からしても自分達が送り込んだ学生が第一線でイキイキ働いている姿を見て高く評価をしてくださりました。今や真っ先に弊社へ学生を紹介してくれます。

少しずつ採用人数も増えてきており、2017年は5名が入社することになりました。

西野:学校や学生にとって、OB・OGの声は非常に重要視しますからね。数少ないチャンスを確実に活かされた結果です。

一方で、新卒採用を継続していくことは大変だという声を他の経営者から聞きます。実際に一過性で終わってしまうケースもありました。御社は5年間新卒採用を進めていらっしゃいますが、続けられる要因はなんなのでしょうか?

佐藤社長:在り方経営の実践として、人と人とのつながりを大切にしていることが要因ですね。

新卒採用は確かに簡単なことではなく、それなりの労力を使います。業界的にも中途の即戦力を採用することが多いですから。しかし、中途の即戦力を集めるよりも、毎年定期的に新卒採用を行っていった方が、社員にとって中長期的に見てプラスになると思ったのです。

新卒採用している合間に突然中途が入ってくると、社員同士の絆と言いますか、コミュニケーションが取りにくくなってしまう恐れがあります。これは人と人のつながりを大切にする弊社にとっては致命的な問題になりかねません。

あとは雇用における未来のビジョンを宣言していることでしょうか。「これからも新卒採用を続けていき、2020年には50人、2025年には170人雇用する」と。

毎年自分よりも年下で経験の無い新人が入ってくる流れを維持していく方が、今いる新人も「来年は自分に後輩ができる、教える立場になるんだ」等の意識が高まりますし、結果として働きやすい職場となって、効率的な生産にもつながっていると思います

西野:まさに「事業は人なり」を実践されていらっしゃいますね。生え抜きだけでやっていかれている点が大変素晴らしいと思います。

一方で、学校でスキルの基礎を学ばれているとはいえ、新卒を育てていくのは簡単ではないかと思うのですが、育成に関しても工夫されている点があるのですか?

佐藤社長:弊社で展開しているサービスに応じて、実践を踏まえた経験を着実に積ませていきます。

もちろんお客様へ提供するサービスの質は落とさずに。
例えばWEB制作においてはあらかじめ定められたテンプレートに沿って実装するセミオーダープランと言うのがあるのですが、まずはそこからのスタートとなります。社員同士のつながりが強いため、両隣の先輩社員が手厚くサポートします。それで徐々にフルオーダープランへとステップアップさせていくのです。

とはいえ、やはり大きいのは社員が助け合っていこうという気持ちを行動に移してくれていることが一番大きいと思います。

西野:お客様視点、社員視点…多角的な視点で考えられているから、誰が見てもプラスになりますね。素晴らしいです。

助け合いの精神が社員に根付いている

理念に共感・共鳴する人と人のつながりが、新たな社会貢献を生み出す

西野:御社が取り組まれている社会貢献につきまして、どのような活動がございますか?

佐藤社長:弊社のサービスで「Webider(ウェビダー)」というものがあります。

ちょうど新卒採用をはじめた5年前に立ち上げました。現状、専門学校で学んでも、その学びを活かせる場に就ける人はまだまだ少ないです。私たちは「Webider(ウェビダー)」のサービスを高めていくと共に、新卒で採用したメンバーを一流のプロにすることを1つの社会性として重きを置いております。

今後ITに長けた人財はますます必要になると思うわけで、弊社は若手IT人財が育つ会社として、社会に有益な事業を立ち上げていければと考えております。

2020年には50人、2025年には170人という雇用目標に関しても、その大半は専門学校卒業の若手で構成されている状況を実現させたいですね。弊社では社員の8割が専門学校からの新卒です。最近では専門学校とも協業して、授業の内容含めて参画させていただいております。

また、NPO法人の活動の一助になれればという想いで、インターン生らと協議を繰り返しながら2団体限定でWEBサイト制作を助成することになり「SOCIAL SHIP」を立ち上げました。

おかげ様で多くの団体様からの応募があり、選考により2団体を決定させたのですが、結果として落選した団体様からも制作の依頼をいただいたのです。さらに良い意味で弊社のことを他団体へ伝えてくれました。もともとは団体のためにという想いではじめた取組でしたが、結果として弊社にとってもプラスになりましたね。

西野:まさに「WIN WIN WIN」、素晴らしいですね。ぜひ目標に向けて、IT業界をもっと元気に、新たな人財を生み出していただきたいと思います。

若手IT人財が育つ会社を目指す

在り方経営に共感・共鳴する仲間と共にさらに成長したい

西野:今後の私たちに期待することがありましたら教えてください。

佐藤社長:大久保秀夫塾生OBは全国にいますが、その中でも私が関わることができている方は限られているのかなと。

学んだ場所は違っていても同じ方向を向いて「在り方経営」を追求されているのですから、互いが切磋琢磨できるような場がもっとあったら良いなと思います。

公益資本主義推進協議会の存在もありますが、それ以外のところで在り方経営を全うされている方の取組を知りたいです。

西野:こちらは非常に多くのリクエストをいただいております。具体的にいつとは言えませんが、実現できるようにしていきたいと考えております。

佐藤社長:ぜひお願いします!それまで私も引き続き利他の心を追求し、もっともっと良い会社と言われるよう頑張って参ります。

フォーバル 本社会議室にて

編集後記

ここまで世のため人のためを徹底されているWEB制作会社は他にないのではないでしょうか。
特に採用における考え方は驚きました。

私自身、某WEB制作会社で未経験者を採用・育成していた身として、新卒を採ることや育て上げる難しさや怖さ…身を持って体感していましたから。佐藤社長も重々理解されているはず。

それでも即戦力ではなく徹底して新卒にこだわられたことは本当に凄い挑戦ですし、さらには成功されていらっしゃる。業界の常識を変えたと言っても過言ではありません。

そして、取材を通じて「利他の心」という言葉を何度も耳にしました。言葉だけでなく裏付けがしっかりされており、強い衝撃と感銘を受けましたね。

今や私の中で、利他の心=リタワークスです。
(2017年5月取材時)

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