Q

働き方改革について、年間5日間の年次有給休暇の取得に関しては既に昨年より取り組みをしていましたが、結果として5日間の取得には至らず、制度浸透に課題が残りました。年次有給休暇の取得も、それ以外の今後始まる制度に関しても、社内へ浸透させて行くための方法を教えてほしいです。

A

制度の浸透について画期的な方法はありません。弊社でも、有給休暇取得に限らず、新しい取組みを行う場合は、地道な周知活動を行っています。

1:導入目的や計画、運用の体制や仕組みを作り、ガイドライン化する
2:管理職への事前周知
3:全社への周知
4:計画の進捗を確認
5:進捗がよい部門を露出し、進捗が遅れている部署へは個別にアラートを立てる
6:取組みの成果を全社へ紹介

※Q&Aなどをまとめてガイドラインに追加掲載する
ポイントは「管理職への浸透度」と「成果の見える化」にあると考えます。

全社的な取組みは旗振り部門が直接オペレーションできるものではなく、ライン部門の管理職を通じて全社員に浸透させていくしかありません。従って、キーマンとなる管理職自身が理解していない、頭ではわかっていても行動が変えられないと、当然その部下である社員が計画通りに動くことが難しくなります。事前に管理職に情報を開示して伝達すると同時に、必要に応じてそれについての確認テスト等を行うことで、理解度を深めてもらうようにします。今回、有給休暇取得の促進ということになりますと、特に職場の雰囲気(取りやすい、取りにくい)なども重要かと思います。管理職が率先して取得を促したり、ご自身が取得したりして、有給休暇が取りやすい環境づくり、取組みがしやすい環境づくりを行います。確認テストは、管理職が取組んだ後、全社員に実施する、あるいは同時に全社員に実施し、取組みの意義や何をしなくてはならないか等を理解してもらうことが目的です。

また、実際に有給休暇を取得された方へのインタビューなどを行って取組みの良かった点を共有する、また、取り組んでみて課題となった点や社員が戸惑いを感じる点をQ&Aにして開示していく等を行うことで、理解度を深めることができます。こういった取組みの一方で、計画の進捗確認をし、出来ていない部署や社員に対してピンポイントで個別の後追いをしていきます。手間のかかることですが、全社への浸透のためには必要なことかと考えます。

本回答が貴社経営の一助になりましたら幸いです。