社長駆け込み寺

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人材育成・社員教育会社の方針と社員の行動を一致させるには

ご相談内容
工事人は、一般的なイメージの通り身体を動かして仕事をする者であり、あまり考えることをしなていない。社長が会社の方針を決め実行に移そうとしても、現状と何も変わっていない。他の企業(特に職人系の業種)ではどういった風に社員教育を行っているのか事例などがあればぜひ知りたい。

貴社の質問(人材育成)についてお答えします。
貴社は、会社の方針を伝えているが、社員(職人)が思うように動いてくれないという悩みを抱えているとのことですね。人材育成のポイントとしては、社員に対してキャリアプラン(自分が働いている会社でどのような将来設計ができるか)をイメージさせてあげることです。

そこで確認したいことですが、貴社は会社の方針を伝えているそうですが、存在意義(なぜ、何のために我が社はいるの?)やビジョン(将来どのような会社にしたい?)、戦略(どのように稼ぐのか?)を具体的に作成していますか?

多くの中小企業では、「今期いくらの売上を上げる」などの数値目標しか設定されていないことが多いです。単なる売上目標だけでは、会社や自分が将来どうなるのかが分からないため、社員は目先の作業しかせずに思ったようには動いてくれません。現場社員を巻き込むためには、社長が考えるビジョンを一緒になって実現したいという共感・共鳴が必要になります。そのためには、会社の存在意義やビジョン、戦略(数値目標も含めて)を明確にして、社員にしっかりと理解してもらうことが必要です。なおビジョンには、将来の組織体制(責任あるポストへの昇給)や社員の待遇(給料アップ)についても盛り込むことが大事です。社長が考えたビジョンを自分たちのビジョンに落とし込むことができるからです。

また、人材育成をしたいとのことですが、貴社には将来社員にどうなって欲しいのかのあるべき姿(成長後の姿)は設定されていますか?「うちの会社は人が育たない、自分たちで考えて動かない」と嘆く社長さんは多いですが、社員のあるべき姿がない会社がほとんどです。めざすべき目標がなければ、社員はどこに向かえばいいのか分からず、どれだけ成長したのかも見えません。もし貴社がまだ未対応なのであれば、会社が求める人材像を明確にすることから始めてください。

埼玉の電気工事会社の事例ですが、この会社は会社が推奨する資格を設定して、全社員のスキルマップを作成しています。具体的には、誰がどの資格を取得しているのかを一覧でまとめています。また、資格を取得した場合は、手当(合格した場合に金一封)を支給することで、社員の「お金が欲しい」という経済欲求と、「自己成長したい」という自己成長欲求、「他人には負けたくない」という競争欲求を満たしています。上記3つの欲求は、人の成長の本質です。スキルマップをオープンにすることで、有資格者が増え、会社の技術力も高まり、業績向上という効果が出ています。

いずれにしても、「人の成長はかけた時間に比例する」と言われるように、どれだけ人材育成に投資しているかが大事です。人件費をコストと見るのではなく、将来への投資として社員の皆様に分配してください。

本回答が貴社経営の一助になりましたら幸いです。

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