Q

靴やカバンの修理工房と複数店舗を経営しております。

現在人手が少なく、社長自ら各店舗への商品や部材の配達をしている状況です。社長の右腕となる人材の発掘と育成についてどのようにしたらよいか教えてほしい。

A

人材の確保はどの企業でも悩みの種となっており、今回ご相談頂いた社長の右腕となる人材の発掘・育成はより大きな問題となっています。幹部候補の育成は後継者問題に直結し、廃業の危機にまで発展してしまう可能性があります。廃業すると、これまで企業として培ってきた技術やノウハウがなくなってしまい、従業員も職を失ってしまうため、重要課題として取り組む必要があります。

「社長の右腕となる人材の発掘と育成」に取り組む前に、会社の理念やビジョンはしっかりと作成・浸透されていらっしゃいますでしょうか。社長の右腕となる人材に社長の右腕として仕事を任せるのであれば、企業理念に沿った経営判断ができる人であることが大切です。そのためには、経営判断を行う際に基準となる理念やビジョンの作成、そして従業員への共有及び浸透ができていることが大前提として必要となります。

次に社長の右腕となる人材の発掘と育成に関してですが、フォーバルの代表取締役会長である大久保が塾長を務める「次世代経営塾」で幹部育成の重要性はお話させて頂いております。

下記にその一部を記載致します。

ー幹部が育たないということはない。見つけるものでもなく、「育てるもの」。
ー育てると決めたら、本当に徹底的に一緒にいること。寝食ともにする。後継者育成は、かけた時間に比例する。
ーその際には、言いたいことがあっても一切口に出さないこと。(なんでも口を出す経営者は我慢することが大切)
ーTOPとNo2 は、違うタイプの方がよい。(同じタイプだと従業員が比較する)
ー在り方、ビジョンはしっかりと共有しておくこと、やり方は任せること。
ー任せて失敗しても、任せる。そうすると、そのうち相談に来るようになる。そのときは、どんな状況であっても、どれだけでも時間をとって全力で対応すること。
ー社長業・社長のスケジュールをすべてOPENにしておくこと。(社長業というものをブラックボックス化させないこと)

社長の右腕となる人材の発掘とありますが、既に候補者はいらっしゃるのでしょうか。先述しましたように、見つけるものではなく「育てるもの」だと考えています。貴社の理念やビジョンを十分に理解させたうえで、その理念の実現に向け一緒に歩む覚悟を持った人材であるかを判断(発掘)し、育成されてはいかがでしょうか。

本回答が貴社経営の一助になりましたら幸いです。